ORADEBUG - UNDOCUMENTED ORACLE UTILITY
OracleだけでなくLinuxに関する英語も学びませんか?
専門用語やLinux文化背景、Linux文章ならではのクセのある文章も丁寧に
技術的背景も交えて解説してくれます。パワーアップしてリニューアル再創刊です。
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Linuxを使っていて英語の壁にぶつかることはありませんか?
『Linux英語の達人2』はLinux関連文書に潜む難読英文や専門用語を解説し、
英語に立ち向かうユーザを応援します!トリビア風の話題も織り交ぜて、
楽しくやっていきたいと思います!
Linux英語の達人2
http://www.mag2.com/m/0000215142.html
ブログ形式のバックナンバーはこちら
http://linuxenglish.blog83.fc2.com/
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英語で Oracle! #033 2007/01/09
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今までの目次です。
http://imoment.blogspot.com/2006/11/toctable-of-contents.html
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
思いつきで始めたこのメルマガも半年になりました。
つたない内容にここまでお付き合いくださり本当にありがとうございます。
メルマガ発行を通して本当に貴重なことが経験できたと思います。
できることなら1年、2年と続けていければと思っていますので、
今後もお付き合いいただければ幸いです。
前回説明しきれなかったoradebugコマンドを取り上げたいと思います。
Julian Dykeさんの資料でも充分説明されているのですが、
せっかく2週に跨ったので、さらに詳しい資料を掲載している
Evergreen Database Technologiesをご紹介したいと思います。
Evergreen Coloradにある少人数のOracle Consulting会社です。
Tim GormanさんとJeff Mareshさんを中心に様々の技術資料が
WEBサイトに掲載でされています。
彼らのResumeも拝見することができます。
http://www.evdbt.com/TGorman.htm
http://www.evdbt.com/JMaresh.htm
掲載されている技術資料の中から、Oradebugについて詳細に解説された
資料をご紹介します。
<!要注意!>
このツールは主にサポート指示によって使用する
Undocumented,Unsupportedのツールです。
特に商用環境でご使用の際は、ご自分の責任でご利用いただくか、
Supportへの確認を行っていただきますようお願いいたします。
特にffbeginコマンドはoracle解説欄の注意事項を確認の上、ご利用下さい。
■ Evergreen Database Technologies, Inc.
http://www.evdbt.com/papers.htm
■ 引用PDFファイル
http://www.evdbt.com/Oradebug_Modrakovic.pdf
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記事本文
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◆ oradebug event
Set trace event in process.
Syntax Parameter
oradebug eventEvent name
Event numbers can be found in $ORACLE_HOME/rdbms/mesg/oraus.msg
or on the address below:
http://www.kevinloney.com/free/events.htm
Example
In this example I have used event event 10046 which is probably the most used event.
To enable tracing for another session, the Oracle (PID) or the OS PID (SPID) must be
identified from v$process view.
SQLPLUS> oradebug setospid 10929
Oracle pid: 91, Unix process pid: 10929, image: oracleorcl
SQLPLUS> oradebug EVENT 10046 trace name context forever, level 12
Statement processed.
The level can affect the behaviour of the event.Event 10046 can have level with following
values:
Trace Name Level Description
TRACE_ACALL 1 Trace all calls
TRACE_ECALL 2 Trace "enabled" calls
TRACE_AEXCP 4 Trace all exceptions
TRACE_EEXCP 8 Trace "enabled" exceptions
TRACE_CIRCULAR 16 Trace w/ circular buffer
TRACE_BIND_VARS 32 Trace bind variables
Other combinations :
Level Description
17 Trace all calls, using the buffer
22 Trace enabled calls and all exceptions using the buffer
32 Trace bind variables, without using the buffer
53 Yields the maximum level of tracing, using the buffer
37 Yields the maximum level of tracing, without using the buffer
◆ oradebug session_event
Set trace event in session.
Syntax Parameter
oradebug session_eventEvent name
Example
SQL>oradebug session_event 10046 trace name context forever,level 12
Statement proceed.
SQL > oradebug session_event 10046 trace name context off
Statement proceed.
The information goes to user dump destination.
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英語の解釈
※自然な語順で解釈する癖をつけるために敢えて不自然な日本語に
なっているところがあります。 ()書きは後続修飾節の修飾対象です。
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◆ oradebug event
Set trace event in process.
プロセスのイベントのトレース
Syntax Parameter
構文 パラメタ
oradebug eventEvent name
Event numbers can be found in $ORACLE_HOME/rdbms/mesg/oraus.msg
イベント番号は$ORACLE_HOME/rdbms/mesg/oraus.msgで確認することができます。
or on the address below:
または以下のアドレスでも確認できます。
http://www.kevinloney.com/free/events.htm
Example
In this example I have used event event 10046 which is probably the most used event.
この例では、イベント10046という最も頻繁に利用するであろうイベントを使用しています。
To enable tracing for another session,
他のセッションのトレースを可能にするためには、
the Oracle (PID) or the OS PID (SPID) must be identified from v$process view.
OracleのPIDまたはOSのPID(SPID)をv$processビューから特定する必要があります。
SQLPLUS> oradebug setospid 10929
Oracle pid: 91, Unix process pid: 10929, image: oracleorcl
SQLPLUS> oradebug EVENT 10046 trace name context forever, level 12
Statement processed.
The level can affect the behaviour of the event.
レベルを指定することでこのイベントの動作を変更することができます。
Event 10046 can have level with following values:
イベント10046は以下の値を持つことができます。
Trace Name Level Description
TRACE_ACALL 1 Trace all calls
全ての呼び出しのトレース
TRACE_ECALL 2 Trace "enabled" calls
有効な呼び出しのトレース
TRACE_AEXCP 4 Trace all exceptions
全ての例外のトレース
TRACE_EEXCP 8 Trace "enabled" exceptions
全ての有効な例外のトレース
TRACE_CIRCULAR 16 Trace w/ circular buffer
循環型バッファを使用したトレース
TRACE_BIND_VARS 32 Trace bind variables
バインド変数のトレース
Other combinations :
その他の組み合わせ
Level Description
17 Trace all calls, using the buffer
バッファを使用した全ての呼び出しのトレース
22 Trace enabled calls and all exceptions using the buffer
バッファを使用した。有効な呼び出しと全ての例外のトレース
32 Trace bind variables, without using the buffer
バッファを使用しないバインド変数のトレース
53 Yields the maximum level of tracing, using the buffer
バッファを使用した最高レベルのトレース
37 Yields the maximum level of tracing, without using the buffer
バッファを使用しない最高レベルのトレース
◆ oradebug session_event
Set trace event in session.
セッション内でのトレースイベントの設定
Syntax Parameter
oradebug session_eventEvent name
Example
SQL>oradebug session_event 10046 trace name context forever,level 12
Statement proceed.
SQL > oradebug session_event 10046 trace name context off
Statement proceed.
The information goes to user dump destination.
取得した情報はuser dumpディレクトリに格納されます。
内容がスマートで面白いです。
http://www.mag2.com/m/0000215142.html
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★ 英語ぷちクイズ ★
※答えと思うリンクをぷちっとクリックしてください。
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☆2週間に一度って英語で伝えたいときは?
◆biweekly
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0002066Q0018917A18bdf
◆bimontly
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0002066Q0018917A26a1f
◆every two weeks
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0002066Q0018917A326e0
◆every next next week
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0002066Q0018917A4d077
○結果を見る
┗ http://clickenquete.com/a/r.php?Q0018917Cf54a
締切:2007年01月14日18時00分
協力:クリックアンケート http://clickenquete.com/
こたえは次回に発表します。
■ 前回のこたえ
☆イチロー選手の今年の打率は.322でした。野球における一般的なこの数字の
読み方は?
◆dot three twenty two
◆point three tewnty two
◆zero point three twenty two
◆three two two
◆three twenty two
◆period three two two
○結果を見る
┗ http://clickenquete.com/a/r.php?Q0018523C8f53
人によって色々なのですが、一番多いのは
three twenty twoだと思います。
three two twoでも問題ありません。
打率としてでなく、通常の小数点数値として読む場合、
point three twenty twoとなります。
periodやdotは小数点の場合では使わないで下さい。
前にzeroをつけてもOKです。
ちなみにこのzeroの発音ですが、
ゼロと言ってしまうと伝わらない確立が結構上がってしまいます。
発音記号では「zirow」で、(舌が上歯茎につかないように)Zィーろw
です。Zはカタカナではちょっと表せないです。
(ほんの一瞬だけど大量の息でズと出して次の瞬間ィーが近い気がします)
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★ OracleTest ★ (不評につき終了orz)
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■ 前回のこたえ
☆パーティション関連で操作でできない操作は?
◆alter table t_xxx move partition p_xxx tablespace ts_xxx;
◆alter table t_xxx modify default attributes tablespace ts_xxx;
◆alter table t_xxx shrink space partition p_xxx;
◆alter table t_xxx truncate partition p_xxx;
◆alter table t_xxx split partition p_xxx at ('xxx') into (partition p_xxx1,partition p_xxx2);
○結果を見る
┗ http://clickenquete.com/a/r.php?Q0018528C827e
こたえは
alter table t_xxx shrink space partition p_xxx;
です。
alter table t_xxx shrink spaceは10gからの
テーブルスペース内の断片化解消機能ですが、
partition単位での実行はできません。
逆に言うと、他の全てのコマンドはパーティション単位での操作が可能です。
◆alter table t_xxx modify default attributes tablespace ts_xxx;
は新しいパーティションを作成した時に、テーブルスペースを指定しない場合の
デフォルトです。現在の値はdba_part_tablesのdef_tablespace_nameで確認できます。
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Oracle解説
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oradebugのコマンドはoradebug helpで一覧表示させることができます。
SQL> oradebug help
大抵のoradebugコマンドはudumpディレクトリにtraceファイルを生成します。
(udumpディレクトリはshow parameter user_dump_destで確認)
また、出力されたtraceファイル名は以下のコマンドで確認することができます。
SQL> oradebug tracefile_name
ほとんど場合、事前にコマンド実行対象のプロセスIDを
特定しておく必要があります。自分自身のsqlplusセッションを指定したい場合、
SQL> oradebug setmypid
で指定することができます。
その他のプロセスを指定したい場合、
SQL> setospid <osのプロセスID(v$processのspid)>
又は
SQL> setorapid <oracle上のプロセスID(v$processのpid)>
を使用します。
SQL> oradebug dumplist
でdump処理可能なリストを表示できます。
★ ご注意 ★
oradebug ffbeginコマンドにはご注意ください。
これはSGAを瞬間冷凍(flash freeze)するコマンドで、
sgatofileコマンドを実行する場合などに使用します。
sgatofileコマンドは
1.oradebug ffbegin
2.oradebug sgatofile "/tmp"
3.oradebug ffresumeinst
の3つのコマンドを1セットで実行する必要があります。
もし、ffresumeinstを忘れるとshutdownがabortでもできなくなりますので
ご注意ください。(ffresumeinst実行すればできます)
※sgatofileが使用できるバージョンは限られており、
hp-ux 10.2.0.1では使用できましたが
windows 10.2.0.2では使用できませんでした。
ただし、コマンド名からもわかる通り、SGAの内容をそっくりファイルに
出力するので出力ディレクトリの空き領域にはご注意下さい。
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編集後記
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今号からご購読いただいた皆様はじめまして。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
昨年末から仕事で死んでいます。家に帰ってからも仕事、
電車でも仕事、お正月もお仕事漬けでした。
それではまた。
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おわりに
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記述誤りなどのご指摘、
記事に関する疑問点・質問・感想・ご意見・ご感想など
yakusa_oracle@yahoo.co.jpまでお願い致します。
簡単な自己紹介はこちら
http://pr2.cgiboy.com/S/3191274
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英語で Oracle! #033 2007/01/09
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今までの目次です。
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Julian Dykeさんの資料でも充分説明されているのですが、
せっかく2週に跨ったので、さらに詳しい資料を掲載している
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掲載されている技術資料の中から、Oradebugについて詳細に解説された
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記事本文
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◆ oradebug event
Set trace event in process.
Syntax Parameter
oradebug event
Event numbers can be found in $ORACLE_HOME/rdbms/mesg/oraus.msg
or on the address below:
http://www.kevinloney.com/free/events.htm
Example
In this example I have used event event 10046 which is probably the most used event.
To enable tracing for another session, the Oracle (PID) or the OS PID (SPID) must be
identified from v$process view.
SQLPLUS> oradebug setospid 10929
Oracle pid: 91, Unix process pid: 10929, image: oracleorcl
SQLPLUS> oradebug EVENT 10046 trace name context forever, level 12
Statement processed.
The level can affect the behaviour of the event.Event 10046 can have level with following
values:
Trace Name Level Description
TRACE_ACALL 1 Trace all calls
TRACE_ECALL 2 Trace "enabled" calls
TRACE_AEXCP 4 Trace all exceptions
TRACE_EEXCP 8 Trace "enabled" exceptions
TRACE_CIRCULAR 16 Trace w/ circular buffer
TRACE_BIND_VARS 32 Trace bind variables
Other combinations :
Level Description
17 Trace all calls, using the buffer
22 Trace enabled calls and all exceptions using the buffer
32 Trace bind variables, without using the buffer
53 Yields the maximum level of tracing, using the buffer
37 Yields the maximum level of tracing, without using the buffer
◆ oradebug session_event
Set trace event in session.
Syntax Parameter
oradebug session_event
Example
SQL>oradebug session_event 10046 trace name context forever,level 12
Statement proceed.
SQL > oradebug session_event 10046 trace name context off
Statement proceed.
The information goes to user dump destination.
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英語の解釈
※自然な語順で解釈する癖をつけるために敢えて不自然な日本語に
なっているところがあります。 ()書きは後続修飾節の修飾対象です。
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◆ oradebug event
Set trace event in process.
プロセスのイベントのトレース
Syntax Parameter
構文 パラメタ
oradebug event
Event numbers can be found in $ORACLE_HOME/rdbms/mesg/oraus.msg
イベント番号は$ORACLE_HOME/rdbms/mesg/oraus.msgで確認することができます。
or on the address below:
または以下のアドレスでも確認できます。
http://www.kevinloney.com/free/events.htm
Example
In this example I have used event event 10046 which is probably the most used event.
この例では、イベント10046という最も頻繁に利用するであろうイベントを使用しています。
To enable tracing for another session,
他のセッションのトレースを可能にするためには、
the Oracle (PID) or the OS PID (SPID) must be identified from v$process view.
OracleのPIDまたはOSのPID(SPID)をv$processビューから特定する必要があります。
SQLPLUS> oradebug setospid 10929
Oracle pid: 91, Unix process pid: 10929, image: oracleorcl
SQLPLUS> oradebug EVENT 10046 trace name context forever, level 12
Statement processed.
The level can affect the behaviour of the event.
レベルを指定することでこのイベントの動作を変更することができます。
Event 10046 can have level with following values:
イベント10046は以下の値を持つことができます。
Trace Name Level Description
TRACE_ACALL 1 Trace all calls
全ての呼び出しのトレース
TRACE_ECALL 2 Trace "enabled" calls
有効な呼び出しのトレース
TRACE_AEXCP 4 Trace all exceptions
全ての例外のトレース
TRACE_EEXCP 8 Trace "enabled" exceptions
全ての有効な例外のトレース
TRACE_CIRCULAR 16 Trace w/ circular buffer
循環型バッファを使用したトレース
TRACE_BIND_VARS 32 Trace bind variables
バインド変数のトレース
Other combinations :
その他の組み合わせ
Level Description
17 Trace all calls, using the buffer
バッファを使用した全ての呼び出しのトレース
22 Trace enabled calls and all exceptions using the buffer
バッファを使用した。有効な呼び出しと全ての例外のトレース
32 Trace bind variables, without using the buffer
バッファを使用しないバインド変数のトレース
53 Yields the maximum level of tracing, using the buffer
バッファを使用した最高レベルのトレース
37 Yields the maximum level of tracing, without using the buffer
バッファを使用しない最高レベルのトレース
◆ oradebug session_event
Set trace event in session.
セッション内でのトレースイベントの設定
Syntax Parameter
oradebug session_event
Example
SQL>oradebug session_event 10046 trace name context forever,level 12
Statement proceed.
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Statement proceed.
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◆every two weeks
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○結果を見る
┗ http://clickenquete.com/a/r.php?Q0018917Cf54a
締切:2007年01月14日18時00分
協力:クリックアンケート http://clickenquete.com/
こたえは次回に発表します。
■ 前回のこたえ
☆イチロー選手の今年の打率は.322でした。野球における一般的なこの数字の
読み方は?
◆dot three twenty two
◆point three tewnty two
◆zero point three twenty two
◆three two two
◆three twenty two
◆period three two two
○結果を見る
┗ http://clickenquete.com/a/r.php?Q0018523C8f53
人によって色々なのですが、一番多いのは
three twenty twoだと思います。
three two twoでも問題ありません。
打率としてでなく、通常の小数点数値として読む場合、
point three twenty twoとなります。
periodやdotは小数点の場合では使わないで下さい。
前にzeroをつけてもOKです。
ちなみにこのzeroの発音ですが、
ゼロと言ってしまうと伝わらない確立が結構上がってしまいます。
発音記号では「zirow」で、(舌が上歯茎につかないように)Zィーろw
です。Zはカタカナではちょっと表せないです。
(ほんの一瞬だけど大量の息でズと出して次の瞬間ィーが近い気がします)
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★ OracleTest ★ (不評につき終了orz)
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■ 前回のこたえ
☆パーティション関連で操作でできない操作は?
◆alter table t_xxx move partition p_xxx tablespace ts_xxx;
◆alter table t_xxx modify default attributes tablespace ts_xxx;
◆alter table t_xxx shrink space partition p_xxx;
◆alter table t_xxx truncate partition p_xxx;
◆alter table t_xxx split partition p_xxx at ('xxx') into (partition p_xxx1,partition p_xxx2);
○結果を見る
┗ http://clickenquete.com/a/r.php?Q0018528C827e
こたえは
alter table t_xxx shrink space partition p_xxx;
です。
alter table t_xxx shrink spaceは10gからの
テーブルスペース内の断片化解消機能ですが、
partition単位での実行はできません。
逆に言うと、他の全てのコマンドはパーティション単位での操作が可能です。
◆alter table t_xxx modify default attributes tablespace ts_xxx;
は新しいパーティションを作成した時に、テーブルスペースを指定しない場合の
デフォルトです。現在の値はdba_part_tablesのdef_tablespace_nameで確認できます。
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Oracle解説
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oradebugのコマンドはoradebug helpで一覧表示させることができます。
SQL> oradebug help
大抵のoradebugコマンドはudumpディレクトリにtraceファイルを生成します。
(udumpディレクトリはshow parameter user_dump_destで確認)
また、出力されたtraceファイル名は以下のコマンドで確認することができます。
SQL> oradebug tracefile_name
ほとんど場合、事前にコマンド実行対象のプロセスIDを
特定しておく必要があります。自分自身のsqlplusセッションを指定したい場合、
SQL> oradebug setmypid
で指定することができます。
その他のプロセスを指定したい場合、
SQL> setospid <osのプロセスID(v$processのspid)>
又は
SQL> setorapid <oracle上のプロセスID(v$processのpid)>
を使用します。
SQL> oradebug dumplist
でdump処理可能なリストを表示できます。
★ ご注意 ★
oradebug ffbeginコマンドにはご注意ください。
これはSGAを瞬間冷凍(flash freeze)するコマンドで、
sgatofileコマンドを実行する場合などに使用します。
sgatofileコマンドは
1.oradebug ffbegin
2.oradebug sgatofile "/tmp"
3.oradebug ffresumeinst
の3つのコマンドを1セットで実行する必要があります。
もし、ffresumeinstを忘れるとshutdownがabortでもできなくなりますので
ご注意ください。(ffresumeinst実行すればできます)
※sgatofileが使用できるバージョンは限られており、
hp-ux 10.2.0.1では使用できましたが
windows 10.2.0.2では使用できませんでした。
ただし、コマンド名からもわかる通り、SGAの内容をそっくりファイルに
出力するので出力ディレクトリの空き領域にはご注意下さい。
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編集後記
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今号からご購読いただいた皆様はじめまして。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
昨年末から仕事で死んでいます。家に帰ってからも仕事、
電車でも仕事、お正月もお仕事漬けでした。
それではまた。
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おわりに
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